地中海を望む南フランスの街並みからそのまま抜け出してきたような外観。
一見個性的なこの家、実はこれから住まう人を柔らかく包み込むように受け止める優しさであふれている空間です。

ひとたび足を踏み入れれば、そこに広がるのは手塗りの白壁、素足で歩きたくなる床、開放的な吹き抜け。
その一つひとつに、住まう人のこだわりを感じ取ることができます。

そんな空間の顔とも言えるのは、純白のタイルを丁寧に並べ、スッキリと仕上げられたキッチン。
そこから運ばれる料理は庭で育てたハーブとオーガニックな野菜たち、それに奥さまの愛情が詰まったプロヴァンス風。

食べることを楽しむ人は、生きることを楽しむ人。
生きることを楽しむ人は、住まうことを楽しめる人。

この家は、時計の針がいつもより少しだけゆっくりと進んでいるような気がします。

京都の街並みで愛されている古民家カフェのような空間を住宅として現代的に再構築したらどんな空間になるんだろう。
そんな疑問からこのモデルハウスは誕生しました。

黒で統一された外壁は和・モダンな雰囲気を演出しながら、どこかクラシックなテイストすらも感じることができます。

玄関を開ければ、リビングまで一直線に続くアプローチが二つ。
一つは町家に見られる「続き土間」へのオマージュとも言える廊下。

もう一つは天吊りのドアを閉めることで個室に早変わりする空間。
この二つのアプローチは、平屋とは思えないほどの回遊性を演出することにも役立っています。

奥には開放感溢れる、高い天井を誇るリビング。
表情豊かなキッチンと小上がりの和室に囲まれ、そこはまるで店舗のよう。

最新の空調システムを導入しているため、快適性はお墨付き。
さあ、現代版町家カフェで、ごゆっくりとおくつろぎください。