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コラムブログ

2022/09/27

「宅地」選びのポイント

この記事を書いたのは
河野 です。

【コラム】いつもありがとうございます。

福津・宗像・岡垣・北九州・宮若・直方・鞍手 福岡の注文住宅 田舎暮しの河野です。

 

今回は、分譲地のたくさんある区画の中から、たった一つの「宅地」を選ぶ際のポイントをお伝えいたします。理想のお住まいがその宅地でどのように実現されるか、イメージを膨らませて頂きたいと思います。

 

選べる宅地があるうちに検討できるのは、ある意味とても恵まれた状況ですね。それでも、整形地となった分譲地での宅地は、どれも同じように見えてどこを選んだらよいかわからない、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

 

まずは、宅地の違いを大まかに4つあげ、内容を説明させて頂きます。

本日は、以下についてお届けします。

 

 

1、道路の方位

①明るさ

②冬暖かく夏涼しい日射

③敷地の明暗

④窓による外観デザイン

⑤太陽光発電設備

2、敷地の広さ

3、環境

4、金額

5、おしまい

 

 

道路の方位 

 

 

土地を選ぶときに検討しなければならない点で、一番の特徴として挙げられるのは、道路の方位ではないでしょうか。

一般的には日照の問題から南道路が良いとされますが、金額は他の方位よりも高くなります。

家づくりにおいて、お庭は土地の南側に作られるのが一般的です。

南側に高い建物がなく、道路があることによって、日当たりがよいお庭、明るいリビングを作ることができます。

逆に、プライバシーという面では、家族が集まるリビングが道路に面していますので、デメリットととなることがあります。

ここでは、そのような方位に関する内容をさらに5つに分けて掘り下げてみました。

どのような家を建てるかがまだ具体的に決まっておらず、計画がこれからという場合には、一つ一つの条件を分けて考えていくと、ご自分にあったポイントを見つけられるかもしれませんね。

 

 

①明るさ

②冬暖かく夏涼しい日射

③敷地の明暗

④窓による外観デザイン

⑤太陽光発電設備

 

 

明るさ

 

 

 

南道路が最良とされることに、明るさがあります。

しかし、一言で「明るさ」と言っても、住まいを明るくする方法には様々な種類があります。

まず、太陽からの直射日光、北側など窓からの採光、照明などの人工光、色々な光が反射して明るくなる間接光、などです。

例えばリビングを明るくする方法が、直射日光が必須なのか、採光の明るさでいいか、などです。

 

近年は、省エネや耐震の観点から、窓よりも壁を多くする事が求められます。

特に玄関や廊下などは、明るい窓が取りにくいことがあります。その場合は、人感照明などを用いて暗さを感じさせない工夫を行うことで解消できることがあります。

 

このように、どの場所にどのような種類の光が必要なのか、必ず実現したいことから、順番に整理してみてはいかがでしょうか。

 

 

冬暖かく夏涼しい日射

 

 

 

昔の家は、家の断熱や気密性能、計画的な換気性能、冷暖房機器などの設備性能が、あまり充実していませんでした。

 

ですから、自然に頼った太陽からの直射日光や樹木の木陰、風通しなどが、家づくりの上でとても大切なことでした。そのことで、昔は南道路の宅地が今以上に、最良とされてきた理由です。

 

しかし、現在の住宅は、住まい本来の性能をなるべく高めた上で、さらに従来からの自然の恩恵を取り入れて、よりよい住まいとすることができるようになりました。ですから、昔ほど方位を重視せずとも、冬暖かく夏涼しい住まいにすることが可能となります。

それでも、リビングの南側に近接して隣家があり、それでも冬に直射日光の取り入れたい場合は、プランニングで解消する方法もあります。

 

例えば、南側に吹抜けやバルコニーなどを設け、隣家の陰にならない高さで南側に窓を設け、太陽の光を1階へ取りれられるようなプランニングで解消する、などです。。

また、他の方位での注意点としましては、東側や西側の窓は太陽の高度の低い時間に直射日光が差し込みますので、冬は暖かいのですが、夏は逆に暑くなります。

 

現在は、日差しを遮るシェードや、遮熱ガラスなど、住宅に付帯する商品が多くなっていますので、それらを上手に取り入れて調節することで、より快適な住まいとなります。

 

ここで、ポイントとなるのは、昔ほど方位を気にせずに家本来の性能を高め、プラスで自然の恩恵を得ましょう、といったことになります。

 

 

敷地の明暗

 

 

 

ここでは、敢えて「敷地の明るさ」についてあげてみました。

これは主に直射日光が必要なガーデニングアウトドアリビングなどの使い方で、重要な条件となります。

ご希望の暮し方に、それらの暮し方が必要不可欠な項目であれば、これは宅地を選ぶ上で、とても重要度が高くなります。

 

お勧めは南道路の宅地なのですが、その明るさが必要な季節や時間帯や場所、境界からの建物の南側が空いた位置や距離など、具体的に考えてみることで東・西・北道路などの可能性も見えてきます。

 

 

窓による外観デザイン

 

 

 

道路から見て、メインとなる面の窓デザインに気を付けることで、外観デザインが変わっていきます。

モダンでスタイリッシュな外観デザインには、窓がなかったり、極端に少なくすることがあります。

 

そのような外観をご希望される場合は、北面の宅地がお勧めです。挟角のスポットライトで、外壁面を印象的に照らすことで、夕暮れから夜にかけて、印象的なお住まいが引き立ちます。

 

逆に窓の多い面がメインの外観であってほしい場合は、南道路がお勧めとなります。プライバシーの面ではデメリットとなりますが、庭や駐車場で距離を取ることで緩和されますし、格子などを用いて意匠性とプライバシーの両方に有効な素材を使うことで、よりよい外観デザインにすることができます。

 

 

太陽光発電設備

 

 

 

太陽光発電計画のご要望は、後で考えがちですが、とても大切です。特に平屋をご希望の場合は、屋根が陰にならないか気を付ける必要があります。

 

ついつい外観デザインや間取りなど、多くのことを考える中、「屋根の日当たり面積」について、うっかりすることがあります。早めに太陽光のご計画「何kWを乗せたいか」を明確にする為、住宅エネルギーについての知識を深め、情報を入手することをお勧めします。

 

これからのエネルギー事情は一変しつつあります。国も補助金などで省エネや創エネ、電気自動車やエネルギーの循環などを推し進めており、必要な知識は多岐に渡ります。

 

住まいのご計画と一緒に、車の買い替えの時期の予定も考えた上で、ご自宅が電力を創り、その電力を使い、循環できるという意識で考えてみることをお勧めします。

まだ周りに家が建っていない中、先に建築する場合には、建築基準法の最高高さまでの家が、ご自分の家の隣に建つかもしれないことを予想しながら、宅地を選ぶことも重要です。

 

敷地の広さ

 

 

 

当たり前のことですが、「敷地の広さ」は、希望する家の広さ(床面積)と密接に関係してきます。また、その際「平屋」を希望されるかどうか、ということが重要です。

 

同じ面積でも、階段部分はプラスされますが、2階建ての方が、平屋よりも半分の面積で敷地が足りることになります。

そして広いスペースが必要なものに、車の駐車スペースやお庭の使い方があります。駐車場が何台分必要で、その止め方や配置に譲れない条件があるかどうかも、予め考えをまとめておきましょう。

またお庭と一言で言っても、ガーデニングを楽しむか、ただ単にアウトドアのスペースが必要なのかといった場合でも違いがありますし、先に述べた直射日光が必要かなどでも変わってきます。

 

最近は外のリビングとして、ウッドデッキスペースを配置する住まいにも人気が高く、どのような暮らしがしたいかイメージしておくとよいかもしれません。

 

 

環境

 

 

 

同じよう整形地でも、宅地ごとに見ていきますと、「入口からの距離」「公園が近い」「ゴミ置き場が近い」「電柱や支線」「景色」「眺望」などがあります。

 

選ぶ段階では土地しかないため、目立ってしまうこともありますが、マイナスと思える所は住み始めると、当初よりも気にならなくなることが多いようです。

 

マイナスと感じることについては、アプローチの位置や駐車位置の配置などで工夫することができることもあります。また、それ以上に魅力的な事柄が優先されるのであらば、プラス面とマイナス面の両方を考えながら、よりよい住まいとすることが大切です。

 

 

金額

 

 

 

各区画の土地の金額だけを見て、高い安いを判断しがちですが、他の条件との兼ね合いにより総額が変わってくることがあります。

土地の予算と合わせ、外構費、地盤改良費、諸費用、そして家の予算と、バランスを考えてよりよい住まいにすることが大切です。考えることがたくさんあって大変ですが、まずはしたい暮らし方をイメージしてみるのはいかがでしょうか。

 

あまりにも、叶えたいことが多くて、総額が大きくなりそうな時は、先に総額でどのくらいの借り入れが可能なのかを知るために、事前審査を受けてみることもお勧めします。

 

また、省エネ住宅、創エネする太陽光など、エネルギー性能や設備についての選び方で、初期費用と毎月の光熱費、補助金なども変わってきます。何事もバランス良く考えて頂くとよいかと思います。

 

また他にも、建物は年月と共に経年劣化していきますので、メンテナンスや建物の保証など、フォローアップ体制があるかないかなど、建物は一度建てたら使い捨てではありませんので、定期的にメンテナンスをしながら、総額で費用が抑えらえるように考えられることをお勧めします。

 

 

おしまい

 

宅地について色々なケースについてお伝えしました。

 

弊社は、多くの分譲地を開発・販売する中、お客様に多くの宅地をご提案してきました。私自身、過去多くのお客様とご一緒に、営業社員と一緒に選ばれた宅地に向き合いながら、様々なご要望の設計を行ってまいりました。今回は、その経験を思い出しながら、これから建てられる方に、少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。

また、現在 福岡県遠賀郡岡垣町にて販売中の分譲地「クラシノビレッジ岡垣」専用特別ローンを、弊社と提携を結ぶ 西日本シティ銀行さんが、持ってきていただきました。

 

ご自分がどのくらい借入できるか、お知りになりたい方は、弊社へご来店予約の上、ご相談ください。

 

次回は、「クラシノビレッジ岡垣」での暮し方のご提案を、これから建築予定の2棟のモデル住宅を参考にお伝えしたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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