コラム分譲宅地

2022/08/29

「分譲地」「仲介地」どっちがいい?

この記事を書いたのは
河野 です。

【コラム】いつもありがとうございます。

福津・宗像・岡垣・北九州・宮若・直方・鞍手 福岡の注文住宅 田舎暮しの河野です。

 

今回は、家を計画したいけどまだ土地が決まっていない方に向けて、「分譲地」と「仲介地」どちらが自分に合っているか、違いや注意するポイントなどをお伝えしようと思います。

 

本日は、以下についてお届けします。

 

1、「分譲地」と「仲介地」の違い

2、   注意するポイント4つ

 ・その土地は、家が建てられる土地ですか?

    ・全ての境界がはっきりしていますか?

 ・水道・電気(ガス)などが整っていますか?

    ・環境・街並みについて

3、「分譲地」「仲介地」良い点・悪い点まとめ

4、 おわりに

 

 

分譲地」と「仲介地」の違い

「分譲地」は、広い土地を いくつかに区切り、整備などして売る土地のことです。

「仲介地」は、不動産仲介業者が「買主」と「売主」を仲介して販売している土地です。

結論からざっくりと言えば、「分譲地」は家を建てるために販売されているので、環境や街並み、境界などがはっきり決まっているので検討がしやすく、すぐに家の計画に移ることができます。

ローンの計画や新生活の予定が立てやすい傾向があります。ただ、建築条件付である場合が多いため、施工会社が自由に選べないのが特徴です。

 

一方「仲介地」は、土地代が比較的安いですが、そもそも家が建てられるかを調べ、建てられるようであればその為の費用を加算していく必要があります。

「仲介地」の方が難易度は高いですが、こだわって根気よく探せば気に入った土地を見つけられるかもしれません。

 

 

 

注意するポイント4つ

その土地は、家が建てられる土地ですか?

 

昔から家が建っていた土地で登記上 地目 が「宅地」であったとしても、現在の法や条例など、様々な理由から家が建てられないことがあります。また、そもそも地目が「宅地」でないこともあります。

具体的には、①市街化調整区域にある土地 ②農地 ③接道義務(幅が4m以上の道路に2m以上接しなければならない)がクリアしていない土地 ④再建築不可物件を解体した土地 ⑤高圧線下にある土地 ⑥擁壁のある土地 ⑦法地や崖地など傾斜地などです。

そのような土地は、建築基準法や自治体などに問合せをし、問題を解決して建てられるようになる場合と、解決できない場合がありますので注意が必要です。

 

もしも、気になる土地を不動産情報などで見つけた時は、専門の住宅会社や不動産取引業者に時期的なことや費用などを相談されることをお勧めします。

 

全ての境界がはっきりしていますか?

分譲地は境界がはっきり決まっています。

一方仲介地は確認が必要です。以前分譲地だった仲介地の場合は、ブロック塀などが既にあり、おおよそ検討がつくことがあります。その場合でも境界プレートや境界杭などの有無、ブロック塀の所有が共有なのかそうでないかなど、確認することをお勧めします。

また、過去に分筆されたことのない土地や、合筆で所有者が変わっている場合は、通常は法務局に届けられている地積測量図でも、存在しない場合がほとんどです。その際は測量を行うため、別途費用がかかりますので土地代に上乗せして考えましょう。境界は、後でトラブルにならないよう注意が必要です。

 

水道・電気(ガス)などが整っていますか?

 

分譲地は、水道・電気(ガス)が予め引き込まれて販売されています。

一方、仲介地は不明瞭な場合があります。

元々家が建っていた場合は、その土地が「宅地」であることが多い為、水道・電気(ガス)などは引き込まれていると思われる方が多いと思います。しかし、家を解体し更地にした時、老朽化した配管などを撤去する場合もあり、新設するためには別途費用が発生することがありますので注意が必要です。

 

ガス管については、近年オール電化の住宅が増えていますので、分譲地であってもガス管が引き込まれていない場合があります。クッキングヒーターや衣類乾燥機、暖房設備や給湯機など、ガスでご利用されたい場合は、事前に確認されておくことをお勧めします。

 

街並み・環境について

分譲地は全体の街並みが整っています。電柱やゴミ置き場の場所は道路から宅地側に控えられ、道路にはみ出さないよう計画されています。外構計画も同一の施工業者が入り、同じコンセプトのもと美しい街並みとなるよう計画されていることが多いです。

一方仲介地は、元々の街並み・環境に左右されます。

ゴミステーションや電柱は既存の場所となりますので、購入前に確認されておくといいでしょう。

「分譲地」「仲介地」良い点・悪い点まとめ

「分譲地」の良い点

 ・契約前に土地の情報がはっきりと開示されているため、分かった上で購入ができる。

 ・街並み・環境が整っている。

 ・契約後すぐに建物の計画に移れ、入居の予定時期が立てやすい。

 ・資金計画が立てやすく、ローンの審査が早い。

「分譲地」の悪い点

 ・建築条件付きなので、家を建てる際の施工会社が自由に選べない。

 

「仲介地」の良い点

 ・土地代が安くなっていることが多い。

 ・根気よく探せば気に入った土地が見つかる。

 

「仲介地」悪い点

・土地の詳細情報がわかりにくい。

・購入後、問題が発覚する場合がある。

・追加の資金が必要となる場合がある。

・入居の予定時期が不明瞭。

 

おわりに

以上、今回はまだ「土地」が決まっていない方に「分譲地」と「仲介地」の違いをお伝えしました。

私の家の近くに中規模の分譲地があり、時々日が暮れてから運動のためにその近辺を散歩します。

統一外構で計画された団地は、低めのエクステリア照明が連続的に配置され、普通なら暗く怖いなりがちな夜道も、団地全体に光が灯る美しい通りとなっています。

そこに住んでいない私が散歩するだけでも楽しくなるのですが、住人の方は近隣の街並みがきれいだと、家に帰るのが嬉しくなりそうだな、と個人的に感じます。

 

「分譲地」「仲介地」どちらにしても、土地の販売開始時期と家を建てられる方のタイミングがとても重要です。土地探しには日々の情報収集が大事になってくるかもしれませんね。

 

 

さて、福岡県遠賀郡岡垣町吉木東にある「クラシノビレッジ岡垣」は株式会社田舎暮しが販売します建築条件付きの分譲地です。

全29区画7450㎡、2022年9月オープン予定となりました。

注文住宅用の分譲地を22区画、
建売住宅用地を7区画の全29区画をご用意しました。

詳しい情報をお知りになりたい方は 来場予約 で「田舎暮し」へお越しください。

これからお届けする記事よりも、記事のペースでのんびりしていると、気に入った土地がなくなっているかもしれませんので、くれぐれもご注意くださいね。

 

次回からのコラムは「クラシノビレッジ岡垣」の詳細や、建売住宅の計画についてなどをお届けしたいと思います。最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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